最終更新日:2013/10/27
TextColorAnalyzer - テキスト中に書かれた色を表示でき、履歴機能が充実したカラーピッカー
TextColorAnalyzerについて
最近MenuBarAppleScriptのスクリプトの中のHTMLを書いて色を指定することがあったのですが色の調整に手間取ったのでどうにかしようと作ったMenuBarAppleScript製のアプリケーションです。
今は色の取得にはColorTagGenというカラーピッカーを使っています。これとOS標準のカラーピッカーで色を取得するのはいいのですが、一度エディタに記入した色の濃さを調整したい、といった場合に現在の色をColorTagGenに入力するのが手間でした。
また、スクリプト中に
property thePopupBGColor : "rgba(203, 241, 255,0.8)"
といった色が書いてあっても、自分はこれがどんな色かイメージ出来ないのでどうにかしたいと思いました。
これら上記のことはHTML専用エディタでは当然できるのがあるのでしょうが、自分は持っていないし、AppleScriptエディタでもできるようにしたいので作ったアプリケーションがTextColorAnalyzerになります。
機能
- HTMLやCSSで使われる形式で色をペーストできる
- ペーストした色は履歴として残り、履歴の色をカラーピッカーに呼び出して調整してペーストできる
- アクティブなテキストエリアのテキスト中の色をメニューに表示できる。何個あるかも表示。
- テキストエリアのテキストの色の横に実際の色を表示
- 表示した色をクリックするとその色をカラーピッカーに呼び出して色を調整して変更できる
動作確認環境
Mac OS X 10.6.8で動作確認しています。
Mac OS X 10.8.3でちょっとだけ動作確認しました。
Mac OS X 10.9でちょっとだけ動作確認しました。
スクリーンキャスト
バージョン0.1のものです。0.2とは違う部分も多いです。
スクリーンショット
- AppleScriptエディタで色を表示
- 0.1.3から背景に白黒の画像を表示してアルファチャンネルがわかりやすくしました。ただし、カラーピッカーではアルファチャンネルは取得できないのでテキスト中に書かれているアルファチャンネルを直接編集して、ウインドウを更新する必要があります。

- AppleScriptエディタでメニューを表示

- CotEditorで色を表示

- CotEditorでメニューを表示

使い方
- TextColorAnalyzerはある色をカラーピッカーで表示して変更、その色をペーストします。クリップボードにコピーじゃなくてクリップボードに入れたテキストをペーストまでします。
- 「ユニバーサルアクセス」環境設定で「補助装置にアクセスできるようにする」にチェックを入れる必要があります。[設定のスクリーンショット]
- Cocoaのテキスト入力エリアのあるアプリケーションでしか動きません。miやTextWranglerでは動きません。
- テキストを表示して「現在のアプリケーションの色を自動表示するように登録」を選択すると色を表示します。
- 一度登録したアプリケーションは解除できないので、解除したい場合はアプリケーションを再起動させて下さい。
- コマンドキーを押しながらメニューの色を選択すると、テキスト中の色の位置にスクロールして選択します。複数ある場合は最初に出現するものを選択します。
- 一括置換メニューはテキスト中に置換可能な色があるものだけ表示されます。
バグ・仕様
- RGBとHSLを相互変換すると誤差が出る場合があります。
- カラーウインドウが表示されない場合はウインドウやアプリケーションを切り替えて、戻ると表示される場合があります。
オススメカラーピッカープラグイン
OS標準のカラーピッカーはプラグインで拡張することができます。
自分が入れているものを紹介しておきます。
- Developer Color Picker
- 現在配布されているバージョンは10.6ではちゃんと表示されないようです。

- ANTETYPE Color Picker for OS X – update 1.1.8 – Antetype
- 10.6人向けの古いバージョン

- Hex Color Picker
- 画像の「Alpha」は自分がちょっと改造して追加したボタンです。

- Rubicode - RCWebColorPicker

カラーピッカーTips
- デスクトップの色を取得

- 好きな画像をパレットにする

コメント
1.0.0
前からなんか色をペーストできない時があるなあ、とは思っていたのですが原因がわかったので修正してバージョン1.0とします。
アプリケーション自体はHTMLやCSSの色指定で大活躍していて本当に作ってよかったと思っています。
0.1.3
AppleScriptの"choose color"ではアルファチャンネルを取得できないので、取得できるようにMenuBarAppleScriptでカラーピッカーを表示させる機能を追加するか検討中です。
0.1.0
Mac App Storeにはカラーピッカーがいっぱいあるのですが、一度エディタに記入した色を調整するのに適したものが無さそうだったので作ることにしました。ちょうど、UseCountViewerを作った所で、同じ仕組でできそうなのでやってみました。
これでAppleScriptエディタで編集している色の設定、調整が捗るのに期待です。
ダウンロード
付属の「ユーティリティー等」はMenuBarAppleScriptとして、TextColorAnalyzerを改造する時に使うユーティリティーなので通常の使用には使いません。
- MBAS_TextColorAnalyzer1.0.1.zip
- サンドボックス対応アプリケーションで色をペーストできない問題を修正
- 配布停止中
- MBAS_TextColorAnalyzer1.0.0.zip
- カラーピッカーでグレースケールでカラーを選んだ時にペーストできない問題を修正
- MBAS_TextColorAnalyzer0.2.0.zip
- カラーピッカーをMenuBarAppleScriptで表示させて、アルファチャンネルを取得可能にした。
- カラーピッカーに最近使った色やテキスト中の色を取得できるメニューを追加
- 一括置換メニューには置換可能な色のみを表示するようにした
- hsl,hsla形式の色に対応。
- RGBとHSLの変換で四捨五入したほうが誤差が少なそうなのでしてみたけどあっているか不明
- またRGBとHSLの変換には誤差が出る場合があります
- コマンドキーを押しながらメニューの色を選択すると、テキスト中の色の位置にスクロールして選択するようになった
- その他色々修正・変更
- 色々いじったけど今のところ特に色を取得したり、変更する作業がないのであまりテストしてません。何かあれば掲示板までどうぞ。
- MBAS_TextColorAnalyzer0.1.4.zip
- アルファ等を手動更新した時にカラーウインドウを更新しやすいようにホットキーを追加。デフォルトでは"Option + Shift + C"です。スクリプトを編集すると好きなキーに出来ます。変更もそんなに難しくないと思います。
- バグ修正。ウインドウが表示されない問題が治っているかもしれません。
- メニューを表示した時にはカラーウインドウを更新しないようにした。ただし、閉じた時には更新されます。
- MBAS_TextColorAnalyzer0.1.3.zip
- アルファが指定されている画像の色がわかりやすいように、背景に白黒の画像を表示するようにした。
- MBAS_TextColorAnalyzer0.1.2.zip
- 「取り消し」、「カット」、「ペースト」した時に表示する色を更新するようにした
- MBAS_TextColorAnalyzer0.1.1.zip
- 一括置換機能を追加
- 履歴のバグ修正
- 色の計算などにバグがあったらご連絡ください
- MBAS_TextColorAnalyzer0.1.0.zip
- とりあえずできた。
- 今のところを色の取得したり、調整をする機会があまり無いのであまり使ってません。
- 色の計算などにバグがあったらご連絡ください